
風の音が聞こえる寒々とした大地。
巨匠ワイエスの水彩画です。
目に留まったのは馬の描写。光の当て方や脚のうつくしさ。
しかし、窓かな眺める風景は色のない世界。
フランスの画家だったら窓の向こうは海や植物があっただろう。
アンドリュー・ワイエスの父も画家で彼が絵を習ったのは、ハワード・パイルつまり「ロビンフットの冒険」の作者だ。ロビンフットの舞台はイギリスだけれど、作者はアメリカ人。パイルはイラストレーターとして活躍したのち文章をつけて表現を統合したいという夢があって、ロビン・フットを記したらしい。
のち、後進の指導でワイエスの父に教えたという。
新潟市美術館にて。