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3番の英雄

東京交響楽団の12月定期公演。
1、リゲティ「ハンブルグ協奏曲」
2、シューマン「4本のホルンと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック」
3、ベートーヴェン「英雄」

ドイツからやってきたホルン奏者が活躍の、1、2。
リゲティの作品は初めて聞いたけれど、何所かの楽章では、熱帯雨林のジャングルで四方八方から音が響いていくる空間感覚を感じた。その作曲者リゲティは2006年まで存命だった現代の作曲家で、今回のプログラムにレゲティに師事していたという方の寄稿があった。それが、よかった。レゲティのひととなりを知ることもできたし、作家がいかに生きたか、弟子にどのように接したのか・・・
思いめぐらしながら、「英雄」を聴くと、ベートーヴェンの音楽から悲しみや苦しみ、そして、自由や芸術への渇望のようなものが音とともに聞こえた気がした。そして、指揮者のジョナサンノットの情熱的な指揮からも、人生を感じた。

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