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魯山人

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新潟市美術館の魯山人展行ってきた。
私の祖父が骨董を集めていたから江戸時代の器を見ていた。どれもどっしりとしていて重量感があった。それで食していた人の腕や手はたくましく、食卓の席は大変賑やかなのだろうと想像したものだ。

魯山人の器にも江戸時代のようなずっしりとした生活感がにじみ出ていた。
それが、よかった。大皿や碗をみると、食は豪快で、生活である。また、絵皿の紅葉や椿もちまちました情緒のためではなく、秋になると色が変わり散る葉であり、太陽に向け咲く花の生である。
豪放磊落。
「「うまい」と言って食らうから、栄養になるんだ」と食事の栄養について聞かれた魯山人は答えたことを思い出した。
おおらかで、さわやかな風が吹いていた。

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