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僕らの待ち望む花

ポロック展の常設展示では、良質の絵画に出会った。
全体的に白色の抽象で、不連続な線と拭ったようなうすい桃色の絵の具が、咲くことを待ち望んでいる花を感じさせる、平面作品。

現代の感覚を持った「花」の絵画だった。

都会的で現代の生活とその先にある「花を愛でる」美的感覚を
抽象で表現していて画面の前にいると香りや透明感が伝わってくる実によかった。

作家は児玉靖枝。現代の作家だ。

汚さ、もしくはオタク、もしくはコンセプトばかりの現代作家が隆盛のなかで、極めて秀逸な作品、作家だと思う。

東京国立近代美術館の常設展示室2Fで観れます。

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