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トーマス・トランストロンメル

写真 34
トランストロンメルの詩集をようやく手に入れた。
彼の詩は絵画とも評されるようだ。

読んでみても、なかなか、文章が溶け出し、形を表すのには時間がかかるようだ。(本を閉じ、瞑想して詩を味わうっていうのは、本当だろうか?)

僕の場合には明け方布団の中で詩人の創り上げた絵画に出会った。

「真冬」では、真冬という環境と目を閉じた時の音のない世界に挟まれて、’氷のタンバリンのきらきらした響き’という一節がみごとに生命力と色彩を持った音として出現する。

「The palace」では、灰色の空気の漂う忘れ去られたスケートリンクのような広く、空っぽの空間のホールで、「からっぽさ」の充満する「空っぽ」の存在感のなかで、一頭の巨大な鉄でできた馬の彫刻に出会う。そしてその馬は話しかけてくる。王子が去った後、わたしは静かに空虚を食べていると・・・
馬の彫刻が動かしがたい圧倒的とも言える存在として出現してくる。

世界は限りなく、広い。

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