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精神と物質

イタリアン・リアリズムの誕生となった映画、
ロッセリーニ監督の「無防備都市」を覧ました。
強烈×名作。
民衆がナチス・ドイツと秘密警察と地下活動を通して戦う。
監督自身の体験が基となっているようです。
戦後物資が整わない中で撮られ、フィルムの状態も悪く前半分は観るのに大変。
見にくい。

しかし、徐々にその魅力に引き込まれていきます。
自由と開放に命をかけ抵抗する民衆と神父。
だが、薬と物欲に侵されている「マリア」に裏切られ、密告、
秘密警察に逮捕。拷問。・・・

「支配民」と自認するドイツ兵、「マリア」、最後まで口を割らない神父の姿。
強烈な対比です。

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